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ポケットで麹を作ってみたら世界一簡単だった
私は麹を販売していますが、「少しでも簡単に作れる方法はないか」「自分で作ることで麹を身近に感じてもらえないか」「あわよくば麹友とその日の出来を共有しあってニヤニヤしたい」という欲望が常に頭の片隅にあります。 麹は蒸した米に種麹を蒔いて2-3日保温して作ります。 麹づくりを始める際、一番のハードルになるのがこの保温の工程。麹菌はカビなのでじめじめした暑い夏の日くらいの環境が快適なのです。 私は日本から発酵器を持ってきましたが「ちょっと試してみたい」の為に嵩張る道具を買うのは勿体ない。 電気毛布、パンやヨーグルトの発酵器、水槽用のヒーターなど海外でも手に入る代替案は存在しますが温まり過ぎも麹には大敵なので温度計を使って24時間温度を監視しいつでも温度が調節できる態勢でいなければいけません。これもなかなか手軽ではない。 そんな中、ポケットで保温して麹を作る方法が話題になっていたので試してみたら圧倒的に手軽で楽しかったので共有します。 下記は私が試した方法ですので色々な例が見たい方は「ポケット麹」で検索してみてください。 材料 米 80g...
2024年11月4日


醤油麹で海苔の佃煮
在外日本人あるある、「日本食材を大切に仕舞って気が付いたら賞味期限が切れている」 歴の浅い私も例外ではなく、戸棚の整理をしていたら未開封のまま湿気た海苔が。。 貴重な日本食材を美味しく頂くために佃煮にしてみたらびっくりするくらい簡単! 醤油麹を使うことで減塩になり、やさしい甘みもプラスされてお砂糖なしでも美味しいです。 材料 海苔 全形3枚 醤油麹 大さじ2.5 みりん 大さじ1 酒 大さじ2 椎茸出汁 or 水 大さじ3 (お好みで砂糖 小さじ半分) 作り方 1.小鍋に調味料を全て入れ、海苔をちぎって入れ混ぜる。 2.数分経ってから中火にかけ、煮立ったら弱火にして煮詰める。 3.海苔が溶けて少し煮詰まった感じになったら出来上がり。 そのままご飯のおともに、納豆に、バターと合わせてパスタに、茹でた野菜と合わせて和え物にと色々使えて便利です。
2024年4月4日


にんにく麹の作り方
イギリスで自炊をしていると結構な頻度で「にんにくのみじん切り/すりおろし」に遭遇します。カレーにも、パスタにも、スープにも何かと使いがち。 にんにく麹があれば毎回剥いて切る工程をスキップできます! 自分の好きな細かさにできたり、市販のチューブのように余計なものが一切入っていないのも嬉しいポイント。 材料 にんにく 50g(約一玉) 米麹 75g 塩 12.5g 必要な道具 清潔な瓶 にんにくを刻むためのフードプロセッサーやおろし器など あればヨーグルトメーカーや低温調理器など60℃で保温ができるもの 手順 1.にんにくを剥いてみじん切りもしくはすりおろしにする。本レシピの写真はフードプロセッサーで荒みじんにしたものを使用している。 2.1に麹と塩を入れて均等になるまでよく混ぜる。 3.2を清潔な瓶に移す。特にみじん切りにした場合は麹とにんにくが触れるようにぎゅっと押して空気を抜きながら詰める。 4.保温する場合は瓶を保温器に入れ60℃で10時間。途中で1-2回混ぜる。 常温で作る場合は一日一回よく混ぜて5-14日間。...
2024年4月2日


みりんの作り方
※日本国内で"酒類製造免許なしに 酒類と他の物品を混和し新たな酒類を作る行為"は 酒税法で禁止されています。試す際にはお住まいの地域の法律をご確認ください。 材料 (3l瓶で仕込む場合、作りやすい分量) ウォッカ 1l もち米 450g (3合) 米麹 400g 必要な道具 瓶(容量3l以上で口が広いもの) 混ぜるためのヘラなど ザル 出来上がったみりんを入れる瓶 (濃し布、チーズクロスで代用可) (漏斗、ターキーベイスターなど) 手順 1.もち米を普段のご飯の要領で炊く。 2.瓶にウォッカを全て入れ、荒熱をとったもち米を入れる。 (もち米が熱いままだとウォッカが沸騰しアルコールが飛んでしまいます) 3.米麹を入れて均等になるまでよく混ぜる。 4.直射日光の当たらない涼しい場所で3ヶ月~1年保管する。 5.熟成が進むにつれウォッカがほんのり褐色を帯びてくる。ザルで粕を濃してから更に布で濾すか、ザルで濾したものを容器に入れ数時間静置した後に上澄みをとるとみりんの完成。お好みで更に1-2年熟成させる。 本来みりんは焼酎から作られますが、ここイギリス
2024年1月17日


どぶろく、日本酒風(清酒)の作り方
※日本国内では酒類製造免許なしにアルコール分を1%以上含む飲料の醸造は酒税法で禁止されています。イギリスでは個人で消費する分に限りアルコール飲料の自家醸造が許可されています(蒸留は個人消費分でも免許が必要)。試す際にはお住まいの地域の法律をご確認ください。 材料 (3l瓶で仕込む場合、出来上がり約2l) 米 3合 もしくはご飯 990g 水 1.7l 米麹 200g ドライイースト 3-4g (小さじ1 = 4g) (パン、ワイン、ビール用などが使えます。ワインやビール用のものは規定量が記載されていればそれに従ってください。写真ではビール用のイーストを0.9g使用しています) 必要な道具 瓶やボウル、鍋など容量3l以上で口が広いもの 混ぜるためのヘラなど ラップ ザル 出来上がった酒を入れる瓶 (濃し布、チーズクロスで代用可) (漏斗) 手順 1.清潔な瓶にご飯と水を入れ、清潔なヘラ等でかき混ぜる。 2.人肌以下に温度が下がっていることを確認し、米麹を入れて混ぜる。 3.イーストを入れ、よく混ぜる。 4.瓶の口をラップで覆い、直射日光の当たらない
2023年12月9日


あたりめの塩辛
材料 あたりめ 20g 塩麴 大さじ2 酒 大さじ1 醤油 小さじ1/2 チリフレーク ひとつまみ 手順 酒と醤油を耐熱性の容器に入れ、電子レンジで30秒程加熱して煮切る。 あたりめははさみなどで食べやすい大きさ(3㎝程度)に切る。 チャック付き袋にあたりめ、塩麹、チリフレーク、荒熱をとった酒と醤油を入れてよく混ぜる。 冷蔵庫で保管し熟成させる。仕込んですぐにも食べられるが、3日目頃から生の塩辛を彷彿とさせるような旨味になってくる。 熱々のご飯に乗せたり、日本酒のおともに最高です。火の通っているあたりめは漬けても歯ごたえが残りますが、いかを干しただけのものは柔らかく戻るそうです。手に入れば試してみたいです。 本レシピではいかと食塩だけのあたりめを使用しています。味がついているものを使用する場合はお好みで調味料を加減してください。 酒は無ければ省略しても構いませんが… びっくりするほどシンプルな手順で作れる日本酒の作り方は こちら
2023年12月5日


味噌づくりは大変そうと思っているあなたへ。
美味しい味噌を量を気にせずたっぷり使いたい。でも味噌づくりってなんか大変そう…発酵ってよく分からない…時間と心に余裕がある人がやることじゃないの? そんなあなたへ。 味噌づくりって意外とシンプルです。熟練の技術も崇高な精神も必要ありません。 私が11年前に味噌づくりを始めたきっかけは健康や自炊の味を極めようとかではなく、 「私にもできそう」 と思ったことでした。 有難いことに現代日本には味噌の作り方を紹介する素敵なコンテンツがたくさんあります。 味噌づくりの全工程を漏れなく説明した一番短い動画を貼っておきます。 大豆を茹でて、潰して、混ぜるだけ!あとは麹が作り出した酵素たちが勝手に美味しい味噌にしてくれます。 ちょっと興味がわいてきたけど、今は時期じゃないし…と思ったそこのあなた! お味噌は1-2月に仕込む旨味の強い「寒仕込み」が主流ですが、春先に仕込む「さくら味噌」は色がきれいに仕上がる、夏に仕込めば熟成期間が2-3ヶ月で済むなど年中味噌づくりは可能でそれぞれに魅力があります。やってみたいと思ったときが仕込み時です。 私が味噌づくりを始めるにあ
2023年11月20日


味噌手づくりキットの説明書
キット内容:塩切り麹(麹、塩)、大豆、チャック付き袋 用意するもの:大豆を煮る鍋、大豆を潰す道具、麹と大豆を混ぜる容器 ざっくりとした流れ 前日に準備、当日に大豆の調理を行います。 大豆を浸水する 大豆を煮る 煮大豆を潰す 潰した大豆と塩切り麹を混ぜる 容器に入れて熟成させる 仕込み手順 前日 1.大豆を3回以上水を替えながら豆同士を擦り合わせてよく洗う。 大豆の3倍以上の水に10-20時間浸けておく。 豆の中まで浸水させることが大切で、時間が長すぎる分には問題ない。 当日 2.豆の大きさが2倍以上になり、割ってみて芯が無ければ浸水完了。 水を替え、大豆が全て浸かるひたひたの量にして煮る。 鍋なら沸騰してから弱火で3時間、 圧力鍋なら圧がかかってから弱火で5-10分、自然に圧が下がるまで待つ。 (お使いの圧力鍋に"Beans"設定があればそれに従ってください。) 豆を一粒取り出し親指と小指で楽に潰せる位の硬さであれば煮上がり。 豆を冷水にさらし、触れる温度まで冷ます。 大豆の茹で汁にはビタミンBや大豆サポニンなどの栄養が溶け出して
2023年11月16日


自己紹介
初めまして。 Koji KollectiveのHarukaと申します。 オンラインでモノを売りたいと諸先輩方に相談したところ、日英共に「1番大事なのは信用」とのこと。慌てて読んだビジネス書にもとにかく信用と書かれている。 確かに、何も信じられないインターネットの海で謎の人間からモノを買うのはこわい。 安心と信頼の足しになるかどうかは分かりませんが自己紹介をします。 ※実際の作業環境とは異なります。 本業はエンジニアをしています。 清潔が好き、事なかれ主義、Guessカルチャーどっぷり。 好きな言葉は北海道産、苦手な言葉はグローバル。 基本3食お米、週3でお寿司、好きなおつまみは煮物、塩辛、あん肝ポン酢。 日本依存度高めの純ジャパですが、20代後半になってから仕事で必要に迫られて英語を話すようになりYMS当選をきっかけに渡英しました。 渡英までの経緯 イギリスに来た一番の理由は仕事です。 私の関わっている業界はヨーロッパに伝統のある会社が多く、英語ならイチから他の言語を始めるよりもビジネスレベルに持っていける可能性が高かったこと、中でも私が最も憧れ
2023年10月6日
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